ここ10年余り、企業が新入社員に求める能力として「コミュニケーション能力」が１位となっています。
企業が求めるコミュニケーション能力は多岐にわたり、単に「場が盛り上がる」「相手の言っていることを正しく理解して相応の答えができる」というレベルではなく、「相手の真意を聴き出せる」「こちらの考えを正しく理解させる」「異なる意見を折衷し解決する」「信頼関係を築く」と言った「スムーズに業務遂行ができ成果を出す能力」です。

コミュニケーションに関して悩んでいらっしゃる方は多く、悩みの程度や内容もお一人お一人違います。なかには、仕事でお客様対応は完璧で信頼も得ているのに、職場の仲間や家族とのコミュニケーションで悩んでいる方もいらっしゃいます。

私は会社員時代、事故に遭われたお客様の対応をする部署での経験が長く、延べ数千件のクレーム対応をしてきました。その中で、「事故に遭い不安な気持ちのお客様に満足していただくためにはどうすべきか」を追求してきました。この経験がコミュニケーションの大切さを意識する大きなきっかけになりました。

コミュニケーションの得意不得意は「性格」ではありません。「スキル」と「思考パターン」です。
和田裕美認定「陽転エデュケーター・陽転コミュニケーションインストラクター」として、心に響く話し方協会認定「言響インストラクター」として、「スキル」と「考え方（思考パターン）」についてお伝えしています。